2017年2月2日木曜日

トウシューズで踊るということ。

年明けから4月に行われるバレエ教室の発表会の練習やら仕事やらに追われ

気がつけばもう2月!

自分の練習もなんとかしなきゃいけないなぁと思いながらも

後輩や生徒ちゃんの指導が主な役割で。

先日はいろんな意味で、生徒ちゃんたちは泣きました。゚(゚´Д`゚)゚。

彼女たちが小さい頃からずっと見てきて

やっとこさ、トウシューズでソロヴァリエーションを踊ることになって

ただつま先で立つことだけでは踊りは踊れないということを思い知ったようで

指導してくださる先生から出された宿題はつま先立ちの状態からアテールという、足裏が全部床についている状態までのアップダウン

特に指を折り曲げたドゥミポイントからつま先立ちのフルポイントのアップダウンを

しっかり練習することでした。

トウシューズを履いて踊るために大切な、基本中の基本を

結局もっと深めなければならないということです。

トウシューズを履いてつま先で立つことは、おそらく誰でも出来ます。

痛みに耐えるだけ。笑

立つだけなら、シューズが立たせてくれます。

でも、踊るとなると、難しいです。

わたしもまたまだ、完璧に踊れているとは到底思えない。

わたしが初めてトウシューズの作品を踊らせてもらった10歳のころ

トウシューズを履いて歩くことだけで

1日終わったことがありました。

振りを付けてもらえなかった。

歩き方が汚い。バレエじゃない。と。

こてんぱんに言葉で注意され、ただひたすら歩かされたあの日から

わたしの特技はトウシューズを履いてきちんと歩くことになりました。

フルポイントからドゥミポイントまでを上手に使って歩けるようになり

振付の先生にも「寺田は袖から歩いてくるとこまではキレイなんだけどね〜」と

褒められてるのか、貶されてるのか

正直わからんありがたい言葉をいただいたこともありました。笑

苦手は特訓すれば特技になりうる。

思えばわたしのバレエ人生、そればっかり。

もちろん、未だに出来ないことは山ほどあります。

出来てないことばかりです。

でも、出来ないを出来た!に変えた過去がある分、

わたしは出来ない彼女たちの気持ちをわかってあげられるし

なんとかしてあげたい。

経験談ならいくらでも話すし、

克服方法もあるだけ全部、教えます。

ヒントだっていくらでも出します。

一緒に泣くことも厭わないです。

今の彼女たちを見ていると、学生時代の自分を思い出します。

あの頃の自分には、先輩は居なかったけど

今の彼女たちには、落ちこぼれながらもなんとかバレエの世界で生きてる私がいます。

トウシューズで踊れる日が来るように

みっちりつきあってやろうじゃないか!



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