毎年命日には命日参りに父と2人で行きます。
今日も行ってきました。
幼少期はずっと祖父母が一緒に居てくれて、私を育ててくれた。
だから、私にとっては親同然の存在なのです。
この数日、ふと思い出したのが、おばあちゃんの口癖のこと。。。
おばあちゃんは何か話をしても、聞いていても
ふふふ♫と笑って
「ほんじゃあほおずら」と言うのです。
甲州弁なんですけど、標準語に直すと「それならそうね」くらいの感じかな?
特に意味は無さそうですが、おばあちゃんはかなりの頻度で
ふふふ♫と笑って、「ほんじゃあほおずら」と言っていました。
おばあちゃんはひょうひょうとした人でした。
悪いことをしたら、それはそれでしっかり叱ってくれて
でも、基本的に穏やかでマイペースな人でした。
噛めば噛むほど味が出る、するめタイプの私の性格はおそらく祖母譲りで
祖母も良い味のある、面白い人でした。
そんな祖母の「ほんじゃあほおずら」が、今になって私には「ケ・セラ・セラ」と同じような意味合いを持つんじゃないかなと思えるようになったのです。
生きているといろいろあって、どうにもならないこともあるんだけど
どんな時も、ふふふ♫と笑って、ケ・セラ・セラ。
なるようになるし、それは神のみぞ知るもので
自分でどうこうするものじゃないのよと
祖母はなんとなく感じていたのかなぁなんて、思い巡らすのです。
私にとって、祖母は理想の大人。
ふふふ♫と笑って、ほんじゃあほおずらと、余裕をかまして生きている
良い意味で力が抜けた大人。
おばあちゃんが眠る東光寺でお仕事をさせてもらえることになり
それがきっかけでメディアに取り上げてもらえる機会もあったりして
天国でもずっと、私を見守ってくれているんだなぁと
改めて感じる今日この頃。
育ててくれた恩返しのためにも、自分の選んだ道をきちんと歩いていくんだ!と心に誓いつつ
つまずきそうになったら、ばあちゃんの口癖を思い出します。
ふふふ♫ ほんじゃあほおずらってね。
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